はちどりプロジェクトは学校建設で始まり終わる予定だった小さな団体です。しかし、学校があれば通学できるというわけではないカンボジアの現実。その現実を目の当たりにした私達は、
子ども達があたりまえに学校に通うことができるよう新たな活動を始めました。
はちどりプロジェクトは2011年に代表宮手恵が北海道室蘭市でカンボジアに学校を建てるために立ち上げた団体です。ですが2013年にNPO法人設立を決めました。
そのきっかけが、村人達の「出稼ぎ」問題です。
学校を建てたプレイキション村の9割はお米農家です。乾季になると収入を得る術がほとんどないため村人達は家族総出でタイや、国内他地域に出稼ぎに出るのです。その時、子ども達まで連れて行く為、せっかく建てた学校に通うことができません。
雨季になり村に戻っても、進級のための試験をパスできず落第してしまうという悪循環が起きていました。
子ども達があたりまえに学校に通い続けるために、私達は村に農業以外の働く場所をつくろうと教育支援のための就労支援活動を行っています。
2016年初めての卒業生が13名誕生しました。
2017年の卒業生は10名。
2018年13名。
2019年10名。
卒業生は隣の村の中学校に通い、村の中で義務教育が定着しつつあります。
更に中学校を卒業した生徒の半分以上は30分離れた町にある高校に通っています。
また、第一期卒業生と第二期卒業生は全員高校に進学し、そのうちの一部の卒業生は大学に進学しています。
プレイキション村の人たちを雇用し、カンボジア原産の綿と井戸水で漉いた紙をつくっています。その紙は日本で、名刺、ポストカード、カレンダーとして販売しています。
また、環境保全事業の活動として地中で24時間で分解される石鹸を製造販売しています。
村の人たちが自分たちで作った商品を、自分たちで販売し、その収益を村の学校や、村の公共的な経費に繋げることを目標にしています。
2028年までにその仕組みをつくり、はちどりプロジェクトは村からの撤退を目標にしています。
理事 3名
監事 1名
正会員 13名
賛助会員 50名
はちどり村民 34名
合計101名さま
1972年 北海道室蘭市生まれ
1990年 室蘭清水丘高校卒業
2010年 個人主催で登山家・栗城史多氏の
札幌講演会主催
2011年 カンボジア学校建設のために
「はちどりプロジェクト」設立
2014年 ソロプチミスト ルビー賞 受賞
2018年 室蘭清水丘高等学校100周年記念講演登壇